日本は高度成長期にモノづくり大国として製造業を中心とした経済発展を遂げ、技術力の高さが世界で認知され、世界経済大国にまで成長しました。その後の経済成長率は段階的に低下し、日本の総人口も2005年をピークに2050年には1億人を下回り、生産年齢人口は半分以下になることが予想されています。
一方、世界全体では、中進国、発展途上国を中心に人口が増加し続けており、2050年には4人に1人がアフリカ人という時代ともいわれています。
国内市場は縮小する傾向にありますが、世界ではこれから経済成長を求める人たちによる新たな市場が存在します。
今後の経済成長を求める人や国がある中、日本を含む先進国が過去に経済第一主義で成長を追い求めた結果、地球環境に大きな負荷がかかり、地球温暖化に伴う異常気象が深刻化し、毎年自然災害による被害が拡大しています。
国際的に温室効果ガス排出量実質ゼロに向けて具体的アクションが求められる中、再生可能エネルギーや電気自動車の普及促進が掲げられ、脱炭素を実現しながら経済成長を求める時代に入りました。
そんな時代に、私たちSIRCは大阪市立大学発スタートアップとして2015年に会社を設立致しました。
コア技術である「SIRCデバイス」の研究は、1970年代より研究者である辻本浩章大阪市立大学名誉教授が大阪大学時代に磁性薄膜を活用した光磁気記録の実用化を行ったことから始まり、その応用的な活用方法を見出すために研究に研究を重ねた結果として、物理乗算デバイスである「SIRCデバイス」の開発に成功いたしました。
SIRCデバイスは、5㎜角チップでありながら、1つのデバイスで4つの機能「電流」「電力」「角度」「周波数変換(抽出)」を発揮するマルチタスクデバイスです。
コアデバイスを強みに、既設の設備に「小型」「工事レス」で容易に「アドオン」するだけで、必要な情報を簡易にデジタル化し、当社プラットフォーム上で世界中の課題解決をいたします。
直近目標は、今あるモノを大切に、出来るだけ長く使い続けたい企業のニーズに応えながら、
労働人口減少に向けて競争力あるモノづくり現場に必要なデジタル化を容易に実現する アナログDXソリューション
中期目標として、2050年温室効果ガス排出実質ゼロ目標達成に向けた電力需要のきめ細かな予測や制御に活用する脱炭素DXソリューション
長期目標として、老朽化するインフラの保守メンテや異常検知を実現するインフラDXソリューション
3つの領域を段階的かつ一部平行立ち上げすることで
私たちが生きるこの地球環境に配慮しながら
これから発展する人や経済の成長を実現する
Win-win-win社会の構築を目指します
株式会社SIRC 代表取締役CEO 髙橋真理子